フリーランスの経費はどんなものがあるの?

フリーランスになると、確定申告が必要になります。
確定申告をすることで、納税額や保険料が決まります。
この、納税額や保険料を減額するには、事業で使用した経費が重要になります。
では、フリーランスの確定申告で、どのようなものが経費になり、経費にならないものがどのようなものかというのを説明していきます。

フリーランスの経費とは?

まず、経費とは事業を進めるにあたって掛かった費用になります。仕事を進める上で必要となるものが経費となります。
例えば、通勤などの移動で用いる交通費。移動手段として必要不可欠なものですので、経費として計上することができます。
あとはよく聞くのが、接待交際費になります。フリーランスになると、個人で仕事している為、仕事関係の飲み会などが増えることがあるかと思います。その際に支払った金額を接待交際費として経費計上することができます。
その他、パソコンの購入費用など様々な物が経費として計上することができます。節税対策としてぜひとも知っておきたいポイントになります。

経費となる種類について

フリーランスに限らず、全ての個人事業主、全ての業態で経費科目は一緒です。ただし、業態によっては、こんなものも経費になるのか!というものもあります。
まずは、大枠の経費科目について、説明していきます。

水道光熱費

漢字のまま、水道代や電気代、ガス代などが当てはまります。事務所を借りて仕事されている方は、事務所で使用した電気代などを計上できます。
多くのフリーランスの方は自宅兼事務所の方が多いかと思いますが、その場合、プライベートで使用した分と分ける必要があります。
これは仕事分とか細かい金額を算出することができないため、パーセンテージを定め、計算することがよくあるケースです。

旅費交通費

前述にも記載しましたが、仕事上で使う交通費になります。電車賃をはじめ、車やバイクを利用される方はガソリン代やコインパーキング代などが、旅費交通費として計上することができます。
ここで、注意が必要なのはスイカやパスモといったICカードを利用している方が大半かと思いますが、チャージ代は経費になりませんので、ご注意ください。ひと昔前までは経費として計上できたのですが、昨今では、ICカードで買い物したりでき、必ずしも旅費交通費という扱いにできないためです。
電車で使用した分は、履歴を過去26週にわたり直近100件まで印字することが出来ますので、こちらを利用するなど工夫する必要があります。

通信費

電話代やインターネットにかかる費用を通信費として計上することができます。
こちらも水道光熱費と同様、プライベートとの切り分けが難しいため、事前にパーセンテージを定め、計算する必要があります。
事業を進める上でホームページをお持ちの方は、ドメイン費用やレンタルサーバ費用をこちらの通信費として計上することができます。
その他、郵便料金(切手代、郵送代、送料)も含めることができます。

地代家賃

自宅兼事務所のフリーランスの方で賃貸住宅の場合、仕事で使用している面積を経費として計上することができます。
例えば、3部屋あって、1部屋を仕事部屋としている場合は、家賃の30パーセントを経費計上するといった方式になります。
分譲住宅の方は、固定資産税や減価償却費などが経費対象となります。こちらも賃貸物件と同様、パーセンテージを用いた算出方法となります。

接待交際費

こちらも前述で例として挙げましたが、フリーランスになると取引先との飲み会などが増えますので、そこで使用した金額を接待交際費として計上することができます。
考え方としては「売上に繋がる交際費」というのが接待交際費にあたります。
例えば、接待交際費が10万円かかったとしても、100万円の仕事が受注できるのであれば、全く問題ないです。しかし、1万円の接待交際費で利益に全く繋がらない場合は、NGとなりますので、注意が必要になります。

広告宣伝費

広告宣伝費は会社の宣伝や自社サービスの売り込み、求人広告といった不特定多数を対象とした広告宣伝費のことを指します。
広告宣伝費の代表的なものとして、仕事を進めるにあたり必要となる名刺になります。
その他として、ホームページ制作費用や、リスティング広告費用などもあります。
もし、アルバイトを募集したりした場合、求人広告費用として、広告宣伝費として計上します。

減価償却費

減価償却費という聞きなれない単語かと思いますが、長期間にわたって使用される固定資産を費用分配する意味合いを持ちます。例えば車は固定資産にあたりますが、100万円の車を購入したとして、車の耐用年数が6年と決まっている為、100万円を6年で割って、減価償却費として計上します。
10万円を超えるものは減価償却費として扱い、10万円未満に関しては消耗品として計上します。

消耗品費

仕事上使うボールペンなどの文房具やプリンターやFAXのコピー用紙や印刷トナーといった消耗品を消耗品費として計上します。
事務用品費という勘定科目がありますが、事務用品費は消耗しない事務用品というものを計上する科目です。例としてはコンビニで印刷したコピー代になります。

雑費

他の科目に計上できないものはこちらに計上します。
例えば、仕事で使用する書籍の購入費、セミナー参加費、パソコンのソフトウェア購入費などを計上できます。
困った時は雑費に計上してしまうこともあり、税務担当者がチェックする項目でもありますので、気を付けるようにしましょう。

こんなものも経費になるの?

フリーランスで活動する上で、経費として認められるものを紹介しましたが、実はこんなものも経費になるというものを紹介していきます。

仕事着

工場などでは作業着がユニフォーム代として計上することができますが、フリーランスの場合、スーツを仕事上着る機会もあるかと思います。
スーツやネクタイといった仕事上着用するものについても、経費計上できます。
消耗品扱いの消耗品費でも問題ないですし、雑費として計上することができます。

引っ越し費用

事務所の引っ越しも経費扱いになりますが、自宅兼事務所の方も経費扱いになります。全額ではなく、地代家賃と考え方は一緒で、利用面積に応じたパーセンテージでの計上が可能となります。

LINEスタンプ購入費

一見、どう考えても趣味として扱われそうではありますが、スタンプデザイナーが、研究のために購入したLINEスタンプなら経費として扱うことが可能です。

ゲームソフト購入費、ゲームアプリ購入代・課金代

こちらも一見すると、どう考えても趣味での利用に感じるかもしれませんが、ゲーム開発エンジニアの場合、ゲーム研究費用として、研究費として計上することができます。

コンサートチケット代

こちらも一見すると、どう考えても趣味での利用に感じるかもしれませんが、コンサートの企画を参考にするためといったことや、チケットを取引先に贈答する目的で購入したことであれば、経費として計上することができます。

まとめ

確定申告時の経費として今回紹介させて頂きましたが、長年フリーランスとして活動されている方には当たり前と感じるところもあるかと思いますが、そんなものまでと感じるものもあったのではないでしょうか。

この辺は時代の流れと共に変わっていく部分かと思いますので、情報収集が必要になるかと思います。